巨木には菌根菌など多様な微生物が共生している。
この共生菌が、巨木をサポートしている。

こういう巨木を掘って、他国に植えても共生菌のネットワークが削除されるから、
永く生き続けることは出来ない。
そういうことで、樹木は小さな苗から育成するものであって、
巨木を掘って・・・他所に移植するものではない。
育む心は・・・小さな植物を育て所で生まれる。

現在は、輸送手段があるからと言って、こういうものにまで輸入するというのは、
「木を見て山を見ない」・・・・人のすることである。
畏敬の念があれば・・・・根は・・・枝は・・・切れない!
罰が当たりそうな感覚になるのが・・・普通の人か。
こういう巨木を掘れる人は・・・日本人としては異質な天才か、異能か。
これまで誰も手を付けなかったことに・・・着目したビジネス開拓者として・・・。
でも・・・・それが・・・どうしたの・・・???というレベル。
必ず枯れるが・・・・・。
やはり、樹木は育てて大きくするもので、
地球が育てた巨木を・・・需要があるからと言って掘るものではない。
断る勇気も必要なのが植物業界の最低限の・・・ではないか。
原種の巨木というのは・・・
活花業界の人は・・・感覚がマヒ。
植物は活花のためにある!
草木塔
  
草木塔は最近では自然保護・地球環境といった面からいっそう注目され、米沢市三沢公民館前の草木塔は昭和61年、自然愛護の精神を子孫へ伝えるため建てられたものです。
さらに、山形や東京、あるいは比叡山延暦寺など、置賜以外でも草木塔が建てられるようになりました。
 米沢は草木塔のふるさとであり、長年にわたり草木へ感謝してきた心は、世界に誇れることです。また、今後も自然に感謝する気持を大切にしてゆきたいものです

      出典
         米沢市 ホームページから
日本の早春の里山を彩るカタクリ。
 片栗粉で有名なこの美しいカタクリは・・・・
 プラントハンターから・・・敬遠されている植物と言っても過言ではない。
 この美しい植物が・・・人間の手から逃れてきた理由は・・・・
 「家に掘ってきても作れない」・・・植物だからである。
 
 この理由は「共生菌」である。
 枯れ落ち葉を分解する菌が生息していない用土では、
 3年もすれば・・・ほとんど絶える。

 これと同じことが「ラン科植物」にもいえるが、こちらの植物は、
 作れないことが解っているのに・・・プラントハンターの餌食になった!
 植物の運命は・・・人間が植物を愛好したときから・・・左右されることになった。
 世界の秘境に自生する植物も例外ではない。

 クライアントからの注文があれば・・・・
 世界の秘境の絶壁を登っても掘ってくるという・・・プラントハンター。
 自然破壊といわれようが、生態系無視といわれようが・・・・
 
 日本の身近な山に自生するカタクリ。
 未だ、日本の都会に「カタクリ公園」はない。
 フラワーパークにもない。作れなかったからである。
 共生菌の研究がない・・・。
 外国の植物も良いが・・・・都会の公園に「日本の風景」があっても良いかも。
 宇井 清太の木材腐朽菌で、カタクリ公園が作れるようである。
 種を播いて球根を育成して・・・
 これなら自然破壊・・・・と言われない。
 こういうのをプラントハンターとは言わない

 里山が荒れている。
 やがて「カタクリ」の群生地も・・・・なくなるかもしれない。
 


 
 
ラン界は・・・異常なまでに新種、変種、珍種「こだわり」をもち、頑なに堅持する業界である。
植物世界の中でも特異なものであろう。
19世紀のプラントハンターがもたらした新種に沸く・・・。
中で生きている人は、それが当たり前とおもうが、外の人から見ると・・・「蘭教」みたいなもの。
ラン科植物は膨大な属である。
分類学的に見れば・・・まだまだ・・・ある!
新種が・・・。
そういう中で、一つ欠落してきたものがある。
それは、ランと共に生きている共生菌である。
こういう書き方自体が、宇井 清太もランで生きているから、「蘭」を知らず知らず「上位」に書く。
本当は「共生菌」と生きている「蘭」と書くべきなのである。
なぜならランを支配している「共生菌」である木材腐朽菌は、2億8千万年前から生き続けてきた菌だからである。
新参者のラン科植物は、この菌が支配するエリアでのみ生存可能な植物である。
こういう目線からラン科植物を見れば、
本来なら、ランを研究する前に、共生菌の「ラン菌」(木材腐朽菌)を研究することなのであるが・・・
しかし、微生物は目に見えない。
顕微鏡の発明で初めてこの生物が確認された。
そういうことで、当然のことながらプラントハンターも、クライアントも知らない。
しかし、このことは1853年のドミニー博士が有菌播種法でラン種子発芽に成功した後も、
約170年後の現在も・・・・ほとんどの植物で共生菌の採集は細々とした状態でしか行われてこなかった。
蘭の「新種」発見から見ると・・・非常に地味な作業である。
更に植物検疫状の問題も(土壌の国内持ち込みの制約)ある。
そういうことで、ラン科植物は「ラン菌」と共生して生きていることは、
蘭界で生きている人の常識であるが、ラン界では欠落まま流れてきた。
ランの栽培にとって、株栽培では「ラン菌」削除の用土でも・・・どうにか作れた。
このことが、良かったのか、悪かったのか・・・。
将来は・・・ほとんど枯れるけれども・・・・10年も楽しめればイイか。
そういう感じのラン栽培文化レベルである。
ラン菌が生息する用土であれば・・・モット、もっと・・・永く生きられたのに!

現在では、蘭界では「プラントハンター」と大きな声で言う人はいなくなったが、
盗掘、乱掘が・・・自然破壊問題を国内では起こすようになったからである。
象牙の密猟・・・みたいな感じ?????
植物は・・・時間がかかるが・・・ほとんど種子から苗を作れるからである。
この時間を使いたくない人が・・・直ぐにカネにしたい人が・・・ハンターとなる性格である。
こういう人は、ほとんど「品種改良家」にはならない!
寒蘭、春蘭・・・プラントハンターの行為を・・・今も正当化する。
なんのことはない、自然界では昆虫が交雑しているのに・・・
高等動物の人間が・・・交配して・・・美を進化出来ない人達の業界でしかない。
山に「蘭」がなくなったら・・・どこから株を掘ってくる????
山から掘っている人は、ようらん、東洋ラン、野生ランでも継続されている。
同じように「共生菌」などカンケイない状況が続いているようである。
そういうことで、山堀株崇拝の人も、今もラン菌削除の用土植えている。
洋蘭界の輸入業者も同じ。
このバカバカしいような・・・科学削除の蘭界の伝統文化。
そろそろ・・・終わりにする時期ではないか?
ペレポストが発明されてからやく10年。今が・・・その潮目ではないか!
ラン菌削除のラン栽培。このことがランの隆盛を阻害していると宇井 清太は思っている。
こういうことをいうと・・・宇井 清太の「ポジション トーク」を思う人もいる。
でも、本当にランが喜ぶラン栽培が21世紀のラン栽培であろう。
19世紀の栽培法を継承するのが、蘭文化ではないだろう。
進化こそラン文化である。

プラントハンターというのは、地球の過去が作ったものを株ごと狩る職業。
経済大国が作った言葉である。
貧しい国の山も、植物も・・・経済大国のためにある。だから・・・・・
こういう言葉は、日本では少なくとも使わないほうが良い言葉だと蘭界は思っている。
現在の日本では「死語」にすべき言葉の一つであろう。
過去に功績があった職業であるが・・・時代は変遷する・・・・
掘られる植物の立場からすれば・・・とんでもない人というかもしれない。
経済の貧困な国の植物から見れば・・・。
アレヤコレヤといっても・・・日本は・・・裕福な国。
宇井 清太もいい国に生まれたと思う。
円高で・・・買える! 1ドル360円時代は・・・過去の過去。
200年前は、日本は現在のパプアニューギニア、アフリカ諸国?
日本に自生する植物は・・・プラントハンターの活動エリアだった!
「ヒメサユリ」。
牧野先生のプライドをかけたユリ。
日本人より・・・英国の商社が採集して・・・カタログ掲載。
宇井 清太の寒河江市の山にも自生。でも絶滅に近い。
木材腐朽菌と共生して生きてきたユリである。
ペレポストで・・・種子から作れる。
そして・・・今。日本は・・世界中から植物を集めた。

時代錯誤。
NHKスペシャルで、プラントハンターという若い人を、
素晴らしい職業のように放映した。
どういう意味で放映したのか・・・宇井 清太はわからない。今の時代・・・。
なぜかといえば。安直な感動!

アホウドリの再生の困難を思えば・・・・NHKで苦闘の姿を放映した。
紅サンゴの中国船団・・・。
イルカショウの・・・問題を思えば・・・・時代錯誤であろう。
日本の山々からランも珍しい植物も盗掘で絶えたことを思えば・・・
三周遅れのトップランナーである。
地球が作り育んで大きくなった植物を、
掘ることは、植物関係の仕事としては、相当手っ取り早い安直なもの。

育種して・・・見ると・・・10年、20年かかるのは当たり前のこと。
ノーベル賞の大村先生の・・・微生物から・・・新薬を創る・・・ことを見れば、
ハントしてきた植物は素材にしか過ぎないである。
シーボルトも・・・素材として採集し・・・100年後・・・DNAが花開いた
将来、素晴らしい作物になるような植物を新発見して、
始めてプラントハンターと・・・胸張って言える職業である。
既に存在が解っている植物を掘っても・・・大したことはない。
興行、見世物の素材でしかない。
プラントハンターのDNAには、植物は全て自分のためにある・・
そういう考えがある。
これは華道家にもある。
だから・・・掘ること、切ることに躊躇しない。
植物から見れば、プラントハンターというものほど怖いものはない。
拉致・・・されるから・・・。
現在の日本には、世界中から珍しい植物はほとんど入っている。
まだ・・・足りないのか・・???
貴重な珍しい植物は、自生地に・・・次の時代のために残すのが・・・
本物のプラントハンターではないか・・・21世紀の。
この若い人、ご自分の価値観でポジショントークして、
人の心に偏った価値観を植え付けているようであるが・・・。
日本には・・・古来から・・・
桜狩り、紅葉狩り・・・素晴らしい植物感があった。
巨木輸入は・・・・ビジネスの一つ。
こういうことを先輩は・・・しなかった。
だから、こういう隙間ビジネスが残っていた。
本当に、この巨木…日本に連れてこられて喜んでいるのか????


巨木。
日本はモンスーン気候で育まれた植物が巨木である。
温帯照葉広葉樹林、落葉広葉樹林で日本列島は覆われていた。
オリーブの木は温帯硬葉樹林である。地中海地方。現在は原始林は残っていない。
1000年の樹齢のオリーブの樹を日本に持ってきた。
こういうバカげた行為というのは、植物を知らない人のやること。
なぜなら・・・
植物の根本は、種子が芽生えたところで育ち大きくなる!
植物は移動できない!
この大原則から乖離した行為だからである。
1000年の樹齢というのは・・・日本の平安時代(794~1185)頃、種子から芽生えたということになる。
この時代日本にオリーブの樹1本もない。
そういう植物渡来の歴史を考慮しないで、突然、日本に植えるというのは、
更に、日本の照葉樹林帯、落葉広葉樹林帯という植物生態系を考慮しない、
浅はかな、プラントハンターらしい・・・ビジネス。
突然・・・時空を超えて・・・日本に・・・植物の巨木が飛んでくる!
いかにも・・・素晴らしい行為のように見えるが・・・・
違和感が残る。
会場に大きな木で活花するDNA。
更に、南半球の原種植物の巨木を露地に植栽するに至っては、
唯の興行、エンターメント、達成感としては面白いかもしれないが、
植物学者と同等な知識を持っていると豪語するが、
方向を・・・勘違いしているのではないか?
地球の秘境で生きている植物は・・・人間とは関係なく生き続けてきた!
人間と共生して生きてきた生物ではない。
微生物と共生して生きてきた!
そういうっことである。

桜には・・桜前線があり、これを無視して・・・
同じ時期に日本列島の桜を咲かせるのも・・・活花の界のDNA。
植物は、桜は・・・この人から切られて・・・本当に喜んでいるのだろうか。
華道家は・・・植物は・・・素材。
終われば・・・惜しみもなく切る捨てる!
花も、大きな枝も・・・素材。
心の根底に・・・共生・・・が無い。
この業界に共通に欠落したもの。
人間関係という共生はあるが・・・。

プラントハンターというものにも「自然との共生」より・・・クライアントとの共生が先行する。
巨木は・・・微生物と共生して生き続けてきた。
これが見事に削除させる。
なぜなら、植物検疫というのは、100%土壌・・・微生物を削除しないとダメ。
これは、逆に言えば・・どんな植物も、微生物と共に生きているという証である。
土壌が付いていれば・・・輸入は出来ない。
これは蘭の世界も同じ。
そういうことで、原種の大株を掘って輸入するとき、ラン菌削除で入ってくる。
このことが、原種愛好家は・・・間違った栽培をしてきた理由の一つである。
ラン菌との「共生」という、最も大切な根本が削除された栽培が流布した。
そういうことで、植物園の人なら最も重要な生態系栽培が、
ペレポストが開発されて10年経過した、今もラン菌共生栽培は行われていない。
こういう状況である。
植物園で蘭展も行っているが・・・本当のラン栽培を展示していない。
この姿の中に、プラントハンターがランを掘った歴史が潜んでいる。
植物が喜んでいる栽培は行われない・・・人間から見た愛好、栽培である。
生態系無視の・・・・
巨木輸入移植は・・・その最たるもの。
人を・・・大きなものでびっくりさせる。
興行の手法である。
小林幸子の・・・紅白歌合戦の舞台衣装のようなもの。
そういう裏技・・・の手法である。
巨木に・・・もし心と言葉があったら・・・・!
この人にも「子供」が生まれたから・・・育てる・・・意味が・・・
いづれ・・・解るだろうけれども。
育種してみると良いかも。
外国に行っている場合でなくなるから・・・。
プラントハンターという仕事は・・・業界の「黒子」的なもの。
委託者、クライアントがいて成り立つ職業。
世界を「活ける」仕事ではないが、本屋さんというのは素晴らしい。
目立つ・・・表紙を考える!
ランの本にも「花の咲かせ方」というものがあった。
一つの時代の流れを作った人と本である。

2015年11月18日。
テロの恐怖で世界中が対応に追われる。
価値観の激突。
人間は移動できる!
この根本を利用したテロ行為。
植物は移動できない!
プラントハンターの行為は・・・この移動できないことを利用したもの。
原種の植物から見たらテロの恐怖と・・・同じと映るかもしれない。
これも価値観の多様化。


テロの時代、日本というのは幸せな国、平和ボケともいえるが・・・
一本の植物を求めて、世界の秘境まで行けるカネと余裕がある。
現地の貧しい人は、しょせん・・・ランの世界でも・・・いくばくかのカネを得るために、
道端で・・・ランの株を並べて・・・日本人を待っている。
この経済の優越感が・・・心を狂わせ・・・
逆に心を貧しくさせる・・・
現在、ラン界が苦悩しているのは・・・蘭展が苦悩しているのは、
ラン離れでなく・・・
ラン界の中に潜むもの離れであると・・・宇井 清太は思っている。
珍品栽培が・・・ランつくりの王道みたいな。
更に、原種珍品のランが・・・蘭展で大きい顔しているような・・・
多くの人が違和感を覚えているようである。
プラントをハンターするのは・・・
学術研究で・・・イイではない????
愛好、興行ではもう・・・充分な種類が・・・日本に入っているではないか????
プラントハンターは珍品植物を標的にするが・・・・
テロリストは日本人をも標的にする・・・・。
世界は、そういう時代になったのか。
昔も現代も・・・植物を探し掘るのは・・・命がけ・・・なのか。
2014年、テロが起こった国は世界で95の国。
年間10000件以上。
そういうことを考えると・・・・山奥に入るのは・・・戦場カメラマンのようなものだが。
珍奇な植物・・・まだ足りないというのは・・・本当に園芸にこれ以上必要なのか???

でも・・・
プラントハンターに欠落しているのは、
自然の法則である「循環と再生」という原理原則である。

























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 プラントハンターに欠落していること                     
            植物に目が行き・・・・
                 土壌微生物には興味がない

           
        プラントハンターは、地球の過去が作った植物を掘る人である。
       プラントハンターは品種改良しない人である。
       品種改良する人はもう一つの地球を新たに作る人である。